曽我物語とは
父を殺された曽我十郎
富士の巻狩
平家を倒し征夷大将軍となった源頼朝が鎌倉幕府の力を示すため多くの御家人を集め富士山の裾野で行なった大規模な狩猟。
富士山本宮浅間大社
多くの武将が崇敬を寄せた。頼朝も富士の巻狩の際に流鏑馬を奉納した。現在の流鏑馬祭りとして伝えられている。
陣馬の滝
富士の巻狩の際に源頼朝が近くに一夜の陣を張ったことからこの名で呼ばれている。
太鼓石
陣馬の滝近くに陣を張った夜、滝壺からドンドンと太鼓を叩くような音がしたので頼朝が家来に調べさせたところ、太鼓のように中が空洞になった石(富士山溶岩樹形)を発見したと言われている。
白糸の滝
頼朝がこの滝を訪れた際にその美しさに「この上に いかなる姫や おわすらん おだまき流す 白糸の滝」という和歌を詠んだ。富士山の雪解け水が絶壁から湧き出している天下の名瀑。
富士の巻狩のおり、頼朝がここに立ち寄り鏡のような水面に顔を映し、その水で鬢のほつれを直したと伝えられる。ここの水は白糸の滝の一部として流れ落ちる。
曽我の隠れ岩
曽我兄弟が父の仇、工藤
音止の滝
曽我兄弟が近くの岩で仇討ちの密儀を行なっていた際、滝の轟音に声がかき消されてしまったため、「心なしの滝よ、我ら兄弟の辛苦を知らざるか」と神に念じたところ滝の音が止んだという伝承からこの名で呼ばれている。
工藤祐経の墓
曽我兄弟の父親である河津祐泰を暗殺した工藤祐経の墓と伝えられる。富士の巻狩の際に兄弟に討たれ最期を遂げた。工藤祐経の陣所はこの墓のあたりにあったとされる。
五郎の首洗い井戸
工藤祐経の子、犬房丸が、仇討ち後に捕らえられた弟の曽我五郎を討ち、当時ここにあった井戸で首を洗ったと言われている。
曽我八幡宮(上井出)
父の仇討ちを果たした曽我兄弟の孝行心に感心した頼朝が兄弟の霊をなぐさめるために建てたと言われている。
曽我寺
境内には曽我兄弟の墓、本堂には兄弟の木造と位牌が安置されている。
曽我八幡宮(厚原)
父の仇討ちを果たした曽我兄弟の孝行心に感心した頼朝が兄弟の霊をなぐさめるために建てたと言われている。
玉渡神社
曽我十郎の恋人、虎御前が兄弟の供養のため旅に出る道中、ここにあった祠で夜を過ごした際、2つの火の玉が現れた。それを兄弟の魂だと感じた虎御前はその日より7日7晩念仏を唱え冥福を祈った。人々はその姿に感じ入り、虎御前の死後この神社を建立し、虎御前の霊を祀ったと伝わる。
姫宮神社
曽我五郎の想い人、